みなさんこんにちは!ボディメンテナンス大垣整骨院・整体院の丸山です!
最近はますます暖かくなって本格的に春になってきましたね。
春といえば花粉症ですが、花粉を出す植物は杉だけではありません。
まだまだ花粉症の季節は続きます。特に今の時期はヒノキの花粉が多く飛んでいます。
ヒノキは、福島県以南から九州にかけて分布しており、またスギの木同様、広い地域で植林されています。
現在、人工林はスギの約半分の250万ヘクタールに及びます。
木曽のヒノキは、秋田杉、青森のヒバと並ぶ日本三大美林の一つとされています。
ヒノキ風呂で知られるように、ヒノキの材はその香りの良さが特徴です。
この香りはフィトンチッドと呼ばれる揮発成分で、フィトンとは「植物」、
チッドとは「他の生物を殺す能力を有する」を意味するロシア語です。
1930年頃、旧ソ連の科学者B.P.トーキン博士がこの植物が持つ不思議な“自衛”能力を発見し名付けました。
なかでもヒノキはこの成分を多く発し、アロマオイルをはじめ、様々な製品に使われ
、森林浴をしているようなリラックスした気分にさせてくれます。またヒノキは高級建材としても古くから用いられ、
木曽ヒノキを始めとして、その木目の美しさ、香りの良さに加え、耐久性や保存性の高さから、
法隆寺の金堂や五重塔などにも使われています。
そんな人々を癒してくれるヒノキですが、その花粉はスギ同様、多くの人を苦しめます。
ヒノキの木は雌雄同株で、1本の樹木に雄花と雌花が咲きます。花粉を作るのは雄花で、
スギと同じく「風媒花(ふうばいか)」なので、花粉を風に運んでもらいます。
地域によって花粉の飛散時期は若干異なりますが、通常スギよりもヒノキの方が遅く飛散しますが、
近年はほぼ同時期に飛散するようになり、またその飛散量も年度や地域によっては、
スギよりもヒノキ花粉の飛散量が多いという逆転現象も見られます。
ヒノキ花粉症もスギ花粉症と同様、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどが主な症状です。そのほか、
目のかゆみや頭がボーっとしたり、頭痛、喉や皮膚のかゆみやだるさ、不眠などの症状が現れることもあります。
スギ花粉症にかかっている患者さんの7割がヒノキ花粉にも反応するので、両方が重なると症状が重くなることがあります。
花粉症の症状が出たら、まずは医療機関で受診することをおすすめしますが、
普段の生活のなかでも花粉を極力避ける対策が必要です。
外出時にはマスク、メガネをする、帽子をかぶる、服装もなるべく花粉の付きにくい生地のものを選ぶとよいでしょう。
帰宅したら、家に入る前に洋服や髪の毛に付いた花粉を払い落とし、家に入ったらまず手洗い、うがい、洗顔をしましょう。
洗濯物はできるだけ外に干さずに屋内干しにし、布団も乾燥機を使うようにするか、
外に干した場合は掃除機で花粉を取り除きましょう。
また睡眠をよくとり、風邪を引かないように注意して、きちんと食事をとり、お酒の飲み過ぎも気をつけてください。
当院でも引続き花粉治療は行っています。
微弱電流を鼻や目の周りの”つぼ”に流し、花粉による炎症症状を抑える効果があります。
一回ではなかなか効果が得られない場合は、週に2~3回施術をすると効果的です。